2015年10月26日

インプラント

 インプラントはムシ歯や歯周病、けがなどで歯を失ってしまった場所の歯槽骨に、人工の歯根を植えて、それを土台にかぶせ物の人工歯を装着する治療法です。人工の歯根を植えるのに十分な歯槽骨が残っていない場合には、GBR法と併用して、先に骨を再生してからインプラント治療を行うこともあります。
インプラント

 まるで自分の歯のようによく噛めることや見た目の自然さ、周りの健康な歯を削らずに済むということが最大のメリットです。一方で、インプラント治療は外科手術が必要なため歯槽骨やハグキの治癒に時間がかかることや健康保険が効かないため治療費が高額(一歯あたり30~50万円程度)になるというデメリットもあります。また、歯槽骨の状態や全身の健康状態によっては治療ができない場合もあります。
 インプラントは人工歯ですのでムシ歯になることはありませんが、インプラント周りのハグキや歯槽骨は生きていますので、歯周病(インプラント周囲炎)にはかかることがあります。自分の歯以上に丁寧なプラークコントロールを行わなければ、せっかく植えたインプラントが脱落してしまうことにもなりかねません。インプラント治療の成功は、プラークコントロールにかかっているといっても過言ではありません。(歯科 双眼ルーペ)

【骨再生法(GBR法)】
 骨再生法はGBR法とも呼ばれ、歯周組織の再生法のひとつであるGTR法と同様に、人工の特殊な膜を使って骨の再生を促す方法です。骨を再生させたい部分に粉砕した自分の骨や人工の骨(骨補填材)を置き、その上に人工の特殊な膜を置きます。こうして歯槽骨の再生を促すのです。GBR法はGTR法と同様に健康保険が効かないので、治療費が高額に(一部位あたり3~5万円程度)なってしまうこともあります。(歯科ユニット)



Posted by yokata at 13:17│Comments(0)
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