2015年07月14日

歯がなくても食事は一応できます。しかし、問題はあります!

歯が無くても食事ができる方は勿論いらっしゃいますが、実際は本当に問題がないかというと、ないわけではありません。全ての歯がない人で、入れ歯を装着していない方の多くは舌ですりつぶしながらの食事となります。ですから軟らかいもの、流動食しか食べることはできません。入れ歯を入れるということは、どうしても違和感を感じます。それが嫌だったり、入れ歯を装着するのが煩わしいといった理由で、入れ歯が必要な状態でも入れ歯を装着していない方もいらっしゃいます。ですが、体の健康・栄養面を考えると、入れ歯や繋がったかぶせ物を装着することが望ましいです。
また、歯が無くなってしまうと食事は歯肉でするため、歯と違って歯ぐきは歯ごたえ等の細かい感覚が判りづらくなります。全てを舌で判断・判別しているわけではないのです。例えば、そばとうどんの違いが判りにくくなってしまいます。どんな食事でもおいしく食べれるようにするためにも歯をなくさないようにしましょう。(マイクロモーター)
歯がないと、食事だけでなく、話すことも億劫になったり、口を動かす行為自体が減ります。口を動かす、噛む、という行為は、脳への大切な刺激です。
神経がある歯を一本でも多く残すことが望ましいのですが、なかなか難しいことです。歯を失ってしまったら、放置せず、入れ歯・インプラント・ブリッジを歯科医院で検討して下さい。そして、常日頃から、定期的に歯科に通うという習慣を身につけていただきたいというのが歯科医師として心から思うことです。私の歯科医院に来て欲しいということではないですよ。
ご自身の歯を意識する、ということは、自分自身に目を向ける、ことになります。生きるために、食べる・飲む・呼吸する・話す・笑う・・・すべての始まりは「口」です。歯を意識するというこは、お口の中を意識するということと同じです。何事もスタートが肝心です。心身の健康は、お口の健康から、というのは決して言い過ぎではないと思います。(歯科医療機器)



Posted by yokata at 16:40│Comments(0)
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